プリンアラモードって、もともと日本のホテルのカフェで作られたものって知っていました?
今回はプリンアラモードの誕生秘話から、現在のプリンアラモードの味、お値段、「ザ・カフェ」の雰囲気等を解説致しますね。
※尚、「昔話なんかいらないから、手っ取り早く値段とか味とかを知りたいよ~」って方はこちらをプチっと!
プリンアラモードの誕生秘話
その発症の地は横浜の『ホテル・ニューグランド』の「ザ・カフェ」
作られた時代は戦後(第2次世界大戦後)すぐなんですね。
関東大震災復興の象徴的なホテルとして1927(昭和2)年に開業したニューグランドホテルですが、戦後は占領軍将校宿舎として7年間、GHQに接収されていました。
因みに、「クイーンの塔」で知られる横浜税関は9月17日に東京に移るまでGHQの総司令部でしたした。
☝「クイーンの塔」で知られる横浜税関
デザート皿はサイズが大きいが、役に立つ!
そして、その将校の妻たちのデザートとして、プディングだけではなく缶詰の果物やアイスクリームなどを「コルトンディッシュ」という横長の大きなガラス器に豪華に盛りつけて出したのが始まりだそうです。
「プディング」とは:イギリスの伝統的な蒸し料理。一般的には卵や牛乳を使いますが、小麦粉を使うものもあります。
プリンアラモードの名前の由来は?
もともと、ア・ラ・モードとは「流行の」「現代風」を意味するフランス語であり、菓子や果物の上にアイスクリームを乗せた料理の名前になっています。
しかし、戦後の食糧難の日本にあって、何種類かの果物が手に入ったのは、すぐそばの横浜港にアメリカから送られてくる缶詰があり、フルーツ缶があったからだそうなんですね。
「ザ・カフェ」の雰囲気
ホテル・ニューグランドの1階の山手通りに面した入口を入ってすぐ左手に「ザ・カフェ」があります。
店内はとってもウッディで落ち着いた雰囲気。
窓からの明かりが店内を優しく包み込んでいます。
ただ相方が「プルーン」が苦手の為、「プルーン抜き」でと頼むと、とっても感じの良いスタッフさん。
「プルーン」の代わりに「マンゴー」か「メロン」か「杏」に替えてくれるとの事。
それが上の写真。スタッフさんのサービスに感謝!
飲み物を頼まなかったので、その後何度も、お水を注ぎにきてくれました。
ザ・カフェのプリンアラモードに乗っているもの
そんな、沢山の食材が詰まったプリンアラモードの中身は以下の様になっています!
⓵バニラアイスクリーム ⓶プリン ③ホイップクリーム
⓸オレンジ ⓹キウイ ⓺リンゴ
⓻さくらんぼ、 ⓼プルーン ⓽ミント
プリンアラモードの中心にあるプリンはやや固め。
けれどもしっかりとした歯ごたえで、甘すぎず、フルーツの酸味に程よく絡まる感じ。
そういえばきれいに切られたりんごは、ウサギさんカットではなくアロー(矢)カットというのだとか…。
プリンアラモードの値段は?
コロナ感染予防対策のため、メニューはスマホでみれる「ザ・カフェ」。
「伝統の三品」というページで発見!お値段は1633円。
これを高いと思う方もまた、いらっしゃると思いますが、一度でも食べていただけたなら、そのグレードの高さに驚かれる事でしょう。
プリンアラモード生誕から何十年も変わらずにきた歴史あるメニュー。
そのメニューを生誕の場所「ザ・カフェ」味わうという贅沢を是非味わって下さい。
おわりに
戦後、占領軍将校の婦人たちに感動を与えた「ザ・カフェ」のプリンアラモード。
今まで何人の方がその味に感動を覚えたのでしょうか?
この先もまた変わらぬレシピで感動を与える「ザ・カフェ」のプリンアラモードであり続けて居てほしいと切に願います。
「ザ・カフェ」基本情報
- 場所 : ホテル・ニューグランド1階
- 営業時間 :10:00~21:30(L.O. 21:00)
※コースのラストオーダーは20:30となります※新型コロナウイルス感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」に基づき、当面の間、営業時間を下記の通りに変更しています。10:00~20:00 (L.O. 19:00) - 席数 : 100席(全席禁煙)
- 半個室 : あり ※半個室とは、パテーションで仕切った空間。
- 備考 : 食材の入荷状況等により、提供メニューが変更になる場合もあります。
ゴールデンウィーク・年末年始は提供メニューが異なります。 - 予約・問い合わせ : TEL : 045-681-1841
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