若い頃から鋭い眼差しと落ち着いた佇まいで、人々の印象に残ってきた俳優・小栗旬さん。
10代の頃からテレビドラマや映画に出演し、そのたびに存在感を放ってきました。
何が自分のモチベーションなのか分からない時期もあって。
でも、芝居をすることが好きだったからここまで来た 引用元:note「ロングインタビュー:小栗旬」
また、時代劇での経験については次の様に振り返っています。
松方弘樹さんとの共演で、立ち回りの“間”を教わったんです。
その感覚をつかんだ瞬間に、芝居が自分のものになった気がした引用元:CINEMATODAY「TAJOMARU」インタビュー
一つひとつの出会いと経験を自分の血肉に変え、俳優として磨きを重ねてきた小栗旬さん。
本記事では、そんな彼の学歴や学生時代の姿、そして俳優としての道を歩み始めた瞬間までを、確かな情報をもとに追っていきます。
(不明点については、現時点で確認できる範囲を中心に整理しました。)
この記事を読むとわかること
- 小栗旬さんの出身地や学歴の流れ
- 各時代に見られる印象的なエピソード
- 芸能界入りのきっかけとデビュー当時の様子
- 高校の偏差値や芸能活動との両立の実際
小栗旬の学歴と芸能界での経歴・小学校
小栗旬さんは1982年12月26日生まれ、東京都小平市の出身です。
家族構成は、舞台監督の父と、クラシックバレエ講師の母、そして兄と妹の5人家族。
芸術に囲まれた家庭環境の中で育ちました。
小学校名については、公的に明らかになっていませんが、地元・小平市内の学校に通っていた可能性が高いとされています。
小学生の頃の小栗さんは、外で遊ぶことが好きな活発な男の子でした。
一方で、どこか人を観察するような静かな面もあったといわれています。
そして彼の人生を大きく動かす出来事が訪れたのは、小学6年生のとき。
当時テレビで活躍していた内田有紀さんに強く憧れ、新聞に載っていたオーディションに自ら応募しました。
結果は見事に合格。
オーディション後は、エキストラとして芸能活動をスタート。
初めての撮影現場で感じた緊張と高揚。
本人は後年、次の様に語っています。
「初めて現場に行ったときは、何をしていいか分からなかった。 でも照明の熱やカメラの音を感じて、“本気の世界”にいると分かった」 引用元:雑誌『Cut』インタビューより
この出来事が、後の俳優・小栗旬の原点となり、やがて俳優としての大きな一歩につながっていきます。
小栗旬の学歴と芸能界での経歴・中学校
小栗旬さんの出身中学校については、公式な情報は公表されていません。
いくつかのメディアで候補校の名前が挙げられることもありますが、確証が得られていないため本記事では学校名の明記を控えます。
中学時代の小栗さんは、学校生活を送りながら芸能事務所でのレッスンやオーディションに参加していたといわれています。
勉強との両立に苦労しつつも、芝居への情熱は早くから芽生えていたようです。
すでにこのころから、人前に立つ緊張感と喜びを知っていた小栗さん。
後年、学生時代を振り返るインタビューの中でこう語っています。
「思春期の頃は、自分が何者なのか全然分からなかった。 でも、現場に立って“役”を通して人と関わると、何かが見えてくる気がしたんです」 引用元:雑誌『AERA』インタビューより
この言葉からも、思春期の迷いと俳優としての感性が、同時に育っていたことがうかがえます。
中学校卒業後は、高校進学とともに本格的な芸能活動へと進み、俳優としてのキャリアを着実に積み始めました。
小栗旬の学歴と芸能界での経歴・高校
小栗旬さんは、中学卒業後に東京都三鷹市の明星学園高等学校へ進学したと伝えられています。
明星学園高校は、自由な校風と個性を尊重する教育方針で知られており
偏差値は59(高校偏差値NETより引用)で都内でも中堅上位レベルの学校です。
また、芸能活動を続けながら通う生徒も多い学校でもあり、卒業生には、土屋アンナ、中村獅童 、宮崎あおい、小野莉奈、木村良平等そうそうたる顔ぶれ。
小栗さんもまた、授業と撮影の両立を図りながら日々を過ごしていたようです。
ただ、この時期、次第に仕事の比重が増えていき、学業とのバランスを取るのが難しくなった小栗さん。
最終的には芸能活動に専念するため、途中で中退した様です。
高校時代のエピソード
高校時代の小栗さんにとって、俳優業はすでに生活の中心にありました。
1998年にはドラマ『GTO』に出演し、“吉川のぼる”役を演じます。
この作品は彼にとって初のレギュラー出演作となり、作品での演技が視聴者の心を掴み、彼の名は一気に広まりました。
「現場で自分のセリフを言うことが、当時は怖くて仕方なかった。 でも、演じ終えたあとに“伝わった”と感じた瞬間があって。 それが芝居の面白さに気づいた最初の瞬間でした」 引用元:日刊スポーツ インタビューより
「現場で“本気で泣け”と言われたとき、どうしていいか分からなかった。 でも泣いた瞬間に気づいたんです。 自分の中にあるものを全部出すのが芝居なんだって」 引用元:ドラマ『GTO』インタビューより
この経験を通じて、小栗旬さんは“演じることの本質”を体で掴んだといいます。
高校生活は、仲間との時間と撮影現場の往復で過ぎていきました。
「仕事が楽しくて仕方なかった」と語る姿には、すでに俳優として生きる覚悟がにじんでいます。現場での学びがそのまま成長につながり、俳優としての基盤を築いた時期でもありました。
大学には進学していません
高校を離れたあと、小栗旬さんは大学には進学していません。
すでに俳優としての活動が本格化しており、撮影スケジュールも立て続けだったため、大学進学ではなく俳優業に専念する道を選びました。
周囲から「学業と両立しなくて大丈夫か」と心配されることもあったようですが、本人は迷いを振り返りながらこう語っています。
「進学する選択ももちろんあったと思う。 でも、自分にとっては“芝居を続けること”が勉強そのものだったんです」 引用元:映画『クローズZERO II』公開時インタビュー
学びの形は人それぞれ。
小栗さんにとっての学びは、教室ではなく現場の空気の中にあったのかもしれません。
小栗旬の芸歴
2005年にはドラマ『花より男子』で花沢類役を演じ、全国的な人気を獲得。
この役で見せた繊細な表情と静かな存在感は、多くのファンの心をつかみました。
「静かな役だったけど、何も言わなくても“伝わる芝居”を意識していました。 黙っている時間こそ難しいんです」 引用元:TBS『花より男子』放送記念コメント
その後も『クローズZERO』『銀魂』『日本沈没』『信長協奏曲』など、幅広いジャンルで主演を務めます。
2010年には映画『Surely Someday』で監督デビュー。
演じるだけでなく、創り出す立場へと挑戦!
そして2023年には、所属事務所トライストーン・エンタテイメントの代表取締役社長に就任。
俳優として、そして経営者としても新たな一歩を踏み出しています。

この記事のまとめ
- 小栗旬さんは東京都小平市出身で、芸術に囲まれた家庭環境で育ちました。
- 小学6年生のとき、憧れの女優・内田有紀さんをきっかけにオーディションへ応募し、芸能界入りしました。
- 中学・高校では学業と仕事を両立しながら俳優としての基礎を磨き、ドラマ『GTO』で注目を集めました。
- 大学へは進学せず、俳優業に専念。『花より男子』『クローズZERO』『銀魂』など数々の話題作に出演し、現在は俳優・監督・事務所代表として幅広く活躍しています。
おわりに
小学生の頃、ただ一人の憧れから始まった小栗旬さんの俳優人生。
当時はまだ、演じることの意味も分からず、ただ“目の前の世界に飛び込みたい”という純粋な衝動だけがあったのかもしれません。
しかし、その一歩を踏み出した勇気が、のちに数えきれないほどの名作と出会う道を開きました。
中学・高校と忙しさに追われながらも、芝居をやめなかった。
それは義務ではなく、彼にとっての「呼吸」だったのでしょう。
「芝居って、正解がないから面白い。 でも、だからこそ一生やっていけると思う」 引用元:映画『信長協奏曲』インタビュー
今では俳優として、監督として、そして若手を導く立場としても多くの視線を集める存在。
それでも彼の根底にあるのは、“芝居が好き”という少年時代から変わらない想いです。
学業、努力、出会い、すべてが糧となり、彼を唯一無二の俳優へと育てました。
これからも小栗旬さんは、自分の信じる芝居を通して、時代の物語を紡ぎ続けていくでしょう。
おぐり しゅん 小栗 旬 |
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生年月日 | 1982年12月26日 |
出生地 | ![]() |
身長 | 184 cm |
血液型 | O型 |
職業 | 俳優、実業家 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ・CM・舞台・アニメ・ゲーム |
活動期間 | 1994年 – |
配偶者 | 山田優(2012年 – ) |
著名な家族 | 小栗哲家(父) 小栗了(兄) 山田美加子(義母) 山田親太朗(義弟) 渡邉幸愛(義妹) |
事務所 | トライストーン・エンタテイメント |
公式サイト | 小栗 旬 OFFICIAL SITE |
主な作品 | |
テレビドラマ 『GTO』 『ごくせん』 『Stand Up!!』 『救命病棟24時』 『花より男子』 『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』 『名探偵コナンシリーズ』 『天地人』 『東京DOGS』 『獣医ドリトル』 『リッチマン、プアウーマン』 『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』 『Woman』 『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』 『信長協奏曲』 『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』 『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』 『日本沈没-希望のひと-』 『鎌倉殿の13人』 映画 監督 舞台 劇場アニメ |
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