「ミステリ というなかれ」何故久能は霧島が真犯人だと分かったのか?あらすじは?

ドラマ

2022年1月、毎週月曜日21時からフジテレビにて放送されていた『ミステリと言う勿れ』。

ひょうひょうと謎を解く久能の姿が印象的なドラマでした。

なかでも、土手から転げ落ちた久能が検査入院した夜、病室で隣のベッドにいた牛田という元刑事から3つの事件話を聞かさるという第6話のはなし。

今回は”「ミステリ というなかれ」何故久能は霧島が真犯人だと分かったのか?あらすじは?”について解説しますね!



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牛田が語ったある事件(その1)


『ミステリと言う勿れ』より引用

最初病室が静かだったので、入院患者は自分だけかと思っていた久能でしたが、元刑事の牛田が静かに本を読んでいるのに気づき驚きます。


『ミステリと言う勿れ』より引用

お互い自己紹介をしたところで、牛田が昔の事件を語りだします

  •  20年ほど前、売春を生業にしている女性が立て続けに殺される事件が起きたが、容疑者が証拠を残していたことから、羽喰 玄斗という刑務所を出たり入ったりしている男だと分かり相棒の霧島刑事と追っていた。
  • ある日「追われているから保護して欲しい」と言う女性からの通報が入り指定された時間にその場所に向った。
  • しかし牛田は自宅に空き巣が入った為10分遅れてしまった。
  • 牛田が霧島に10分遅れで到着すると、霧島の悲鳴が聞こえ現場に急行すると女性は殺されていた。
  • 霧島はというと、腹を刺され腕にはナイフが刺さっていた。
  • しかし怪我を負いながらも「羽喰を追って」と言う霧島の言葉に、必死に追った牛田だったが捕まえられなかった。
  • 霧島の傷は深く生死をさまよい腕は使えなくなっていた。
  • 霧島の爪には羽喰と争った時に入ったの皮膚がありナイフにも羽喰の指紋があった。
  • 羽喰の車が発見されたが、羽喰は消息不明になった。
  • 未解決事件となり現在に至る。

羽喰 玄斗は罪をなすりつけられた!

ここで、久能がある仮説をたてます。

それは、連続殺人事件の中で、この事件だけ犯人が違い、その犯人は牛田の相棒の牛田だというのです。


『ミステリと言う勿れ』より引用

久能の仮説を聞いて、牛田がまだ話していない意外な事実を語ります。

  • 羽喰の車を見つけた際に実は、シートの隙間から霧島のボールペンを見つけたが、咄嗟に隠してしまった事。
  • 最後の被害女性と霧島は不倫関係にあり、その事が、奥さんにバレないよう自分を傷付けてまでして羽喰に罪をなすりつけた事
  • 時効廃止となり霧島の罪は永遠になってしまった。
    自分はこのまま死ぬか証拠をどうしょうか悩んでいた。

最後に霧島がお見舞いにきて、「身寄りのない牛田の面倒を見て、治療費を肩代わりすると言われ、相変わらず優しい奴だと思いながらその対応で気が変わった。

そして、どう変わったのかという久能の質問には答えないまま眠りについてしまいます。

翌朝、よく眠れた久能は看護師に「部屋に人がいると普通眠れないのにめずらしく眠れた。」と言うと「え、誰もいなかったでしょ」と看護師に言われ顧みた牛田のベットは空っぽ。

「牛田さんは長く入院していたけど昨日の朝亡くなりましたよ、お知り合いでしたか?」と聞きゾッとした久能でした。


『ミステリと言う勿れ』より引用

呆然としていると、1人の男性が入ってきて久能は霧島さんですか、と声をかけ「牛田さんが亡くなって悲しいですか?ホッとしましたか?」と話していると警察がやってきて、「牛田さんから証拠のボールペンと捜査メモが送られてきたので、霧島の家の周りを調べたら別荘の花壇から20年以上埋まっていた羽喰の骨が出てきた」と言い霧島に署まで連行されて行きます。

何故牛田は真相を警察に通報したのか?

これについて久能は裕福になった自分に腹を立てたのかと言う霧島にこう言っています。

  • 「牛田は死ぬまで真相を隠そうとしていたが霧島がお見舞いに来て気が変わった」
  • 「プライドを傷つけたからではなくそういう申し出をされるのが嫌な人間がいることを知らないか忘れているというのが悲しかったのではないか」
  • 「あなたのことは今でも優しい人だと言っていた」

久能が霧島が真犯人だと分かった本当の理由

実は、牛田が語った事件はあと2つあり、その2つの事件を先に聞いていたからなんですね。

連続事件に紛れ込ませる手口

立て続けに3人が殺される事件があったが、手口も場所もバラバラだったので、それぞれ別の事件として捜査されていたしかし、4人目が殺されたところで、繋がった!

前科あるAの髪の毛が出たのだ。

しかも他の3人とAとの利害関係も確認された為、Aの容疑が高まったが、髪の毛という物証が出た肝心の4人目は何故かAと接点がなかった。

結局のところAは犯人ではなかった、どんな真相が考えられる?

と久能に問題を出します。

真犯人は4人目だけを殺したいと思っていたB

Aを犯人に仕立てる為に下記の様に画策します。

  1. Aにとって邪魔な人間だった3人を先に殺す。
  2. 4人目を殺した後、物証となるAの髪の毛を置く
  3. 物証からAが疑われる

美容室で働いていたBが真犯人でAの髪の毛を入手し利用したというのが真相

すなわち、今回の事件にも連続事件に紛れ込ませるという同じ手口から応用出来る。

そう考えた末の仮説だった訳ですね!

凶器や物証の処分法

  • 路上で女性が刺される通り魔事件があったが凶器や物証が皆無。
  • その頃空き巣が何件か起きていた
  • 通り魔と空き巣は別の事件として認識されていた。

どんな真相が考えられる?

他人の家入ってクローゼットの奥等に置いてくる。掃除をしなさそうな家を狙う。


『ミステリと言う勿れ』より引用

こちらも凶器の処分。

女性に致命傷を与えたナイフを隠さず自分の腕にさしておく。

(ナイフに予め羽喰 玄斗の指紋を付けておけば完璧ですし…)

まとめ

ここまで”「ミステリ というなかれ」何故久能は霧島が真犯人だと分かったのか?あらすじは?”について解説してきました。
それにしても、淡々と真相を暴く久能には毎回驚かせられますね!
最後まで読んで下さりありがとうございました。

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