山下公園の入口を入ると大きな噴水があります。
私が物心ついた時から当たり前の様にある噴水で、その噴水の真ん中にある女性の像。
その優しい表情から聖母マリアの像だと思い込んでいたのですが…。
今回は”横浜・山下公園の噴水「水の守護神像」はサンディエゴと横浜の友好の証だった!”というテーマで「水の守護神像」を紹介していきますね!
「水の守護神像」はサンディエゴから来た聖母像だった!
この像の生まれは、アメリカはカリフォルニア州のサンディエゴ。
では、サンディエゴの「水の守護神」がどうして横浜にあるのかというと、ちょっとした歴史があったんですね。
その時出席していたサンディエゴ市の市長から姉妹都市提携の提案があり、1957年の10月29日に横浜市とサンディエゴ市は姉妹都市として提携しました。
横浜市としては初姉妹都市の提携は初めての事(1960年(昭和35年)。
記念として、市からサンディエゴへ茶室を寄贈。
そのお返しとして同年7月に「水の守護神」がサンディエゴ市から贈られ、山下公園に設置されたんですね。
「水の守護神」の寄贈元サンディエゴってどんなところ?
サンディエゴはアメリカ合衆国カリフォルニア州でロサンゼルスの次に人口が多いカリフォルニア第二の都市1年を通じ温暖な気候で112kmにおよぶ青く美しい海岸線はメキシコ国境へと繋がっています。
因みに112㎞ってどのくらいかと調べてみたら、東京から伊豆多賀(熱海の2つ先の駅)までの距離が110.6㎞ですので、ほぼそのくらいの長さの海岸線が続いているんです!
さすがアメリカ!
Happy Weekend!#サンディエゴ ☀️ pic.twitter.com/BRSN9o2Eiy
— haru92014 (@oceanside_wave) June 18, 2021
「水の守護神像」の他、姉妹都市として動物園の動物交換も!
姉妹都市として提携した1957年からお互いの地域に動物園に飼育される動物の交換も始まりました。
サンディエゴからは、アカエリマキキツネザルやアミメキリン、などの寄贈を受ける傍ら。横浜からは、コアラや ウンピョウ などを贈りました。
残念ながらレイラは2014年2月に死亡致しましたが、2000年にはアジアで初めての繫殖となる出産で「ピッピ」(雌)を出産、亡くなるまでに雌2頭、雄1頭を出産し、世界三大珍獣言わと言われて、繫殖が難しいオカピの繁殖に大きく貢献しました。
今日は #オカピ のバカーリの7歳の誕生日🎉#ズーラシア は日本で最初にオカピを飼育した動物園で、唯一3世代繁殖にも成功しています。その3世代目のララのペアリング相手として上野動物園からやってきたバカーリ✨
ララとの繁殖を目指しつつ、毎日を楽しくパワフルに過ごしてほしいです😊 pic.twitter.com/ukJ09ItxOn— 【公式】横浜市立よこはま動物園 ズーラシア (@ZOORASIA_office) September 24, 2022
サンディエゴには、世界一大きなサンディエゴ動物園。横浜には、国内最大級のズーラシア動物園があり、飼育環境が整っていますので、この動物達の交換は、今後も続いて行くと見られています。
※世界三大珍獣
- オカピ (コンゴ民主共和国)
オカピ🍀(*´∇`*)
2022.10.1#ズーラシア #よこはまズーラシア #オカピ pic.twitter.com/xfXKzIic4B— みーゆ (@kVw99grq1kThxP6) October 1, 2022
- ジャイアントパンダ(中国)
ジュース後、通路に移動するたんたんさん
どうするのかな~と見ていたら、お手手舐めが始まりました😆#きょうのタンタン#王子動物園 #ジャイアントパンダ pic.twitter.com/mIkgdESwMu— 神戸市立王子動物園(公式) (@kobeojizoo) October 9, 2022
- コビトカバ(西アフリカ)
「水の守護神」夜には氷川丸と光の共演
山下公園の光の演出はライトアップされた氷川丸と水の守護神像の共演。
これが、おごそかにきれいなんですね!
噴水から沸き上がる水の色は白色に輝き、バックに控える氷川丸とのショットは是非シャッターに納めておきたいところです。
さらに、山下通りを挟んだ向かいがわのマリンタワーの灯りがこれらにプラスされてもっと綺麗…なんですが…。あれっ?マリンタワーのライトアップがイマイチ!
それになんか巻かれてる~??
後で調べたら2019年4月から2022年4月まで、改修工事をしているとの事!全然知らなかった~。
あと1年と半年待ちましょう!
ただ、「水の守護神像」の周りを取り囲む4つの「ミッションベル」と『美しきサンディエゴ』の歌碑もライトアップされるので、「サンディエゴ友好の泉」と名付けられた一帯は氷川丸との光の共演もあり、夜こその輝きを増しています。
やっぱりきれいですね~。
やっぱりきれいですね~。
追記
2022年9月8日(木曜日)横浜マリンタワーが2019年4月からのリニューアル工事を終えて3年ぶりに営業を再開しました。
⤵
以前に増して美しくライトアップされたマリンタワーは一見の価値アリですよ!
「水の守護神像」へのアクセス
JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」より横浜球場→中華街を抜けて徒歩20分
みなとみらい線「元町中華街駅」より徒歩3分
突き当りを左へ行けば山下公園です!
また、横浜駅東口からシーバス(山下公園まで700円)も出ていますので海から行く方法もあります。
![横浜駅東口のシーバス乗り場](https://i0.wp.com/takara3.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC_2718-3.jpg?resize=967%2C967&ssl=1)
「水の守護神像」おわりに
ここまで”横浜・山下公園の噴水「水の守護神像」はサンディエゴと横浜の友好の証だった!”というテーマで「水の守護神像」を紹介させて頂きました。
山下公園の何とはなく見ていた噴水。
小学生の頃の遠足では、この噴水の前で集合写真を撮ったりと馴染みの深い噴水が海の向こうのサンディエゴから来たものとは知りませんでした。
ライトアップされた夜もいいですが、真夏の最中、この噴水のミストシャワーを浴びて…ほっと一息なんて…オアシス感満載の「水の守護神」ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
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