三谷幸喜脚本・小栗旬主演の2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の武蔵坊弁慶は肉体派俳優の佳久創(かく・そう)さん。
では歴代の弁慶はどんな俳優だったんでしょう?
今回は”大河ドラマ鎌倉殿の13人の 弁慶役はラガーマン!歴代弁慶は誰?”について解説していきますね。
『大河ドラマ』歴代の弁慶は?
ここで、歴代の弁慶(下図)を見ていきましょう。
年代 | 何作目 | タイトル | 弁慶役 | 主演 | |
1966年 | 4 | 源義経 | 緒形拳 | 義経 | 尾上菊之助(四代目) |
1972年 | 10 | 新・平家物語 | 佐藤允 | 清盛 | 仲代達矢 |
1979年 | 17 | 草燃える(くさもえる) | ? | 源頼朝&北条政子夫婦のW主演 | 石坂浩二 :岩下志麻 |
1993~1994年 | 32 | 炎立つ(ほむらたつ)第3部「黄金楽土」 | 時任三郎 | 藤原泰衡(ふじわらのやすひら) | 渡辺謙 |
2005年 | 44 | 義経 | 松平健 | 源義経 | 神木隆之介→滝沢秀明 |
2012年 | 51 | 平清盛 | 青木崇高 | 平清盛 | 松山ケンイチ |
2022年 | 鎌倉殿の13人 | 未定 | 北条義時 | 小栗旬 |
大河ドラマが初めて源平の争乱期を放送したのは1966年4代目尾上菊之助主演の「源義経」。
1966年と言ったら50年以上前ですが、大河ドラマは4年目にして源平の争乱期を扱ったドラマを放送し、また同様の大河ドラマは6作品に及んでいます。
それでは、その6作品の『弁慶役』を時系列で見ていきますね。
1966年第4作「源義経」
源義経 :尾上菊之助(四代目)
武蔵坊弁慶:緒形拳
静御前 :藤純子
常盤御前 :山田五十鈴
うつぼ :御影京子
源頼朝 :芥川比呂志
北条政子 :大塚道子
さて、記念すべき弁慶1号は今は亡き名優緒形拳です。
必殺仕掛け人では藤枝梅安を演じ大河ドラマも「源義経」を初め数々の作品に出演。
長男は緒形幹太、次男は緒形直人で共に俳優。
義理の娘(直人の妻)に女優の仙道敦子、孫に緒形敦(直人の息子)がいます。
1972年第10作「新・平家物語」
源義経 :志垣太郎
武蔵坊弁慶:佐藤允
常盤御前 :若尾文子
源為義 :佐々木孝丸
源義朝 :木村功
源頼朝 :岡村清太郎→高橋幸治
北条政子 :栗原小巻
木曾義仲 :林与一
「新・平家物語」の武蔵坊弁慶役は佐藤允。
「和製ブロンソン=チャールズ・ブロンソン」の異名を持つ佐藤允は全体的にワイルドな役柄が多く、その意味で弁慶ははまり役でした。
2012年12月6日(78歳没)
1979年第17作「草燃える」(くさもえる)
源義経 :国広富之
武蔵坊弁慶 :荒法師と明記
静御前 :友里千賀子
常盤御前 :佐藤友美
源頼朝 :松田洋治→石坂浩二
北条政子 :岩下志麻
木曾義仲 :河野存臣
源頼家 :郷ひろみ
源実朝 :篠田三郎
北条時政 :金田龍之介
ただ、源義経の家臣と見受けられる法師が第20話「壇の浦」に主演(役名は荒法師)していますが、義経とやり取りがある訳ではなくただ義経のそばに控えているだけで、全く目立たないんですね。
1993~1994年第32作「炎立つ」第三部“黄金楽土”
源義経 :野村宏伸
武蔵坊弁慶:時任三郎
常盤御前 :松田美由紀
源頼朝 :長塚京三
北条時政 :本郷功次郎
1983年25歳の時にテレビドラマ『ふぞろいの林檎たち』で注目を集め、以降TVドラマや映画に出演。
身長188㎝と歴代弁慶の中では細身ながら最も長身なだけに迫力がありました!
子供に俳優の時任勇気(息子) と歌手のCana(娘)がいます。
2005年第44作「義経」
源義経 :神木隆之介→滝沢秀明
武蔵坊弁慶:松平健
静御前 :石原さとみ
常盤御前 :稲森いずみ
うつぼ :守山玲愛→上戸彩
那須与一 :今井翼
源頼朝 :池松壮亮→中井貴一
北条政子 :財前直見
木曾義仲 :小澤征悦
巴御前 :小池栄子
源頼政 :丹波哲郎
松平健と言えば『暴れん坊将軍』を思い浮かべますが、初めてドラマ化した翌年・1979年の『草燃える』では、北条義時を演じて好評を得ていました。
因みに『鎌倉殿の13人』では小栗旬が主役を演じる重要な役どころだったんですね。
2012第51作「平清盛」
源義経 :土師野隆之介→神木隆之介
武蔵坊弁慶:青木崇高
常盤御前 :武井咲
源為義 :小日向文世
源義朝 :玉木宏
源頼朝 :中川大志等→岡田将生
北条政子 :杏
一番近い弁慶は2012年の「平清盛」の青木崇高。
義経役の神木隆之介とは映画『るろうに剣心 京都大火編』等で共演もあり、大河ドラマは『龍馬伝』や『西郷どん』等にも主演しています。身長は185㎝と時任三郎に次いで高いが全体的に大柄で弁慶のイメージ通りです。
2022大河ドラマ【鎌倉殿の13人】 弁慶役はラガーマン
『鎌倉殿の13人』は鎌倉サイドの物語と思われますので、義経サイドが重要視されず武蔵坊弁慶の存在が無かった1979年の『草燃える』の様にただの”荒法師”なんて事も予測されましたが、蓋をあけてみれば肉体派の俳優、元ラガーマンの・佳久創(かく・そう)さんでした!
大河ドラマ鎌倉殿の13人に武蔵坊弁慶が登場❗
なかなかキャスト発表されないから出ないのか?と心配になったが、弁慶役が発表されて安心した😆
個人的には鈴木亮平さんがよかったが😅 pic.twitter.com/DcZ7VF9IaG
— 鬼の副長 (@A425uKlXpo3TDcf) December 25, 2021
佳久さんは7人制ラグビー日本代表候補に選出された経歴を持ち、2012年の「平清盛」の青木崇高さんと同じく1メートル85と弁慶に相応しく大柄。
因みに、源頼朝役を演じる俳優の大泉洋さんとは、2019年7月期のTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」で共演しています。
佳久創さんとは?👇
おわりに
ここまで”大河ドラマ【鎌倉殿の13人】の 弁慶役はラガーマン!歴代弁慶は?”について解説致しました。
弁慶役は体育会系の佳久創さん。
歴代の弁慶役と肩を並べる位に的確な配役と、期待に十分答えてくれた迫力ある弁慶でしたね。
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最後まで読んで下さりありがとうございました。