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大谷 翔平の年俸の推移2023(メジャー最低年俸から急上昇!)

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2023年3月21日(日本時間22日)のワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦で打者としてそして9回にはピッチャーとして登板。

同じエンゼルスのマイク・トラウト外野手を空振り三振に仕留め、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の世界一を掴んだサムライJapanのエース大谷翔平選手。

 

では、大谷翔平のエンゼルスでの年俸はいくらなのか?

そしてその推移は?

今回は”大谷 翔平の年俸の推移2023(メジャー最低年俸から急上昇!)”というテーマで解説していきますね!

大谷翔平の2022年度の成績

大谷翔平が海を越えてメジャーに挑戦してから早くも5年目。
2022年の大谷の成績(2021年2022年)
打者として155試合、打率.257、137安打、46本塁打、100打点、26盗塁
★★★★★★★157試合、打率273、 160安打、34本塁打 95打点、11 盗塁
<打者>
【打率】.273(25位)
【本塁打】34本(4位)
【打点】95(7位)
【出塁率】.356(18位)
【長打率】.519(5位)
【OPS】.875(5位)
【盗塁】11(31位)
※( )内はリーグ順位投手として勝敗 9勝2敗0S 防御率 3.18 奪三振 156 四球 44
★★★★★★★勝敗 15勝9敗0S 防御率 2.33 奪三振219  四球44

【勝利】15勝(4位)
【防御率】2.33(4位)
【奪三振】219(3位)
【投球回】166.0回(20位)
【WHIP】0.99(5位)
【奪三振率】11.87(1位)

という好成績を残しています。

※(打消し線は2021年度の最終成績)
( )内はリーグ順位

昨季の大谷は1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の大記録を達成!

では大谷選手のプロ野球での年棒の推移を、北海道日本ハムファイターズ時代から見て行きましょう!

大谷翔平北海道日本ハムファイターズ・初年俸は?

ドラフト会議前、一旦はMLBへの挑戦を表明した大谷選手ですが、1位指名した日ハムの根強い説得で下記仮契約を交わして北海道日本ハムファイターズへ入団。

  • 契約金1億円
  • 出来高払い5,000万円
  • 年俸1,500万円(推定)

因みに甲子園通算成績は

★投手としては

    • 防御率3.77(投球回14回)
    • 16奪三振

★野手としては

  • 打率.333
  • 1本塁打

という成績でした。



背番号は前年までダルビッシュが着用していた「11」に決定!

投手登録のまま打者として開幕一軍入りしますが、いきなり2安打1打点を記録してしまうんですね!

高卒新人が開幕戦で複数安打を記録したのは1960年の矢ノ浦国満以来53年ぶりだそうです!

大谷翔平・日本ハムでの成績と年俸の推移

結局日本ハムに5年間所属した大谷選手、その間の成績は

年度試合勝利敗戦防御率推定年俸
201313304.231500万
2014241142.613000万
2015221552.241億
2016211041.862億
20175323.202億7000万
通算8542153.206億1500万

 


2016年のクライマックスシリーズで165km/hのNPB最速を記録しています。

 



北海道日本ハムファイターズ3年目には1億円に到達し、4年目には.打率322、本塁打22本という成績で2億円達成!

またこの年には初のMVPにも選出されています

日本球界最後の年には2億7000万円に達し、日本での年俸は、5年総額「6億1500万円」となりました!

大谷翔平・エンゼルス初年棒でまさかのダウン?

エンゼルスに入団し憧れのメジャーリーガーとなった大谷選手でしたが、年棒は5450万円。

2億7000万円から一気に約2億1500万円のダウンでした!

 

ここで、歴代の日本人メジャー選手の初年俸を振り返ってみると

田中将大選手
こんなプライスに…。

  1. 田中将大選手 :22億円
  2. 松坂大輔選手: 8.6億円
  3. イチロー選手: 7億円
  4. 松井秀喜選手: 7億円
  5. ダルビッシュ有選手: 5.5億円
  6. 大谷翔平選手:6100万円

あれっ?

何故か大谷選手以外は揃っての年俸ですが…。

大谷選手が過小評価されている…??

大谷翔平と歴代日本人メジャーリーガーの日本での成績

大谷選手の成績が悪かったからなのでしょうか

 

そこで、大谷選手と田中、松坂、ダルビッシュ、イチロー、松井選手の日本での平均成績と比較してみました!

投手

 年度期間試合勝利敗戦防御率
大谷翔平2013~20175年8542152.52MVP1回
田中将大2007~20137年183101382.32新人王・MVP・沢村賞2回
松坂大輔1999~20068年218114653.04新人王・沢村賞
ダルビッシュ2005~20117年16793381.99MVP2回沢村賞

打者

 年度期間試合打率得点HR盗塁所属チーム
大谷翔平2013~20175年4032861504813日ハムMVP1回
イチロー1992~20009年951353658118199オリックスMVP3回
松井秀喜1993~200210年126830490133246巨人MVP3回



数字だけ追って行くと、他の5選手に比べて成績が悪い様にも見えますが、そもそも最初から二刀流ですし、日本での選手期間が、日本ハムの5年間と他の選手より短い分を差し引いても、この数字は凄いのではないかと思います。

 

しかも、その間にMVPを1回取っている事、また何よりも記憶に残るプレーの数々を考え合わせるとこの年俸の差は何だったのでしょうか。

大谷翔平の年俸が下がったのは25歳ルールがあったから

ところで、下の表は前述の6選手が何年に何歳で日本球界からメジャーに移籍したかを独自に調べたものです。

年度年齢最初のチームは?プロ何年目で?何処から?
田中将大選手201426歳ヤンキース8年目 楽天→
松坂大輔選手200727歳レッドソックス9年目 西武→
イチロー選手200128歳マリナーズ10年目 オリックス→
松井秀喜選手200329歳ヤンキース11年目 巨人→
ダルビッシュ有選手201226歳レンジャーズ8年目 日ハム→
大谷翔平選手201824歳エンゼルス6年目 日ハム→
何でこの表かというと、この表で「何故、大谷選手の年俸が低かったのか?」がわかるからです。



その前に世界の労働組合の中でめちゃくちゃ強力な労働組合であるMLB選手会が合意したCBA(MLB労使協定)の中に以下の様な規定があります。

 

25歳未満・かつプロ6年未満で、アメリカ、カナダ、プエルトリコ以外の外国人選手の契約は以下の様になっています。

  • 最初はマイナー契約だよ!
  • 年俸は上限が545,000ドル(約6,100万円までしか出さないよ

要は海外選手の獲得を野放しにすると、

  1. 資金力のあるチームと無いチームに戦力の均衡が図れない、
  2. 海外選手が球団と大型契約を結ぶと、そのしわ寄せが、所属選手の年俸にひびいてくるし、最悪の場合メジャーからマイナーに落とされる

そうならない様に、言わば自分たちの労働環境を守る為、世界最強の労働組合が、上部と交渉して得たルールが25歳ルール。

運の悪い事に元々は23歳未満でしたが、2016年末の新協定で25歳未満に引き上げられたんですね。

24歳でメジャーデビューした大谷選手の年俸が低かったのは、こうした状況からでした。

大谷翔平のメジャーでの成績と年俸の推移

メジャーでの投手成績

年度試合勝利敗戦防御率
201810423.31
2019----
2020137.80
2021923.28
2022281592.33

♦メジャーでの打者成績

年度試合打率得点HR盗塁
2018114.285612210
2019106286621812
2020441902477
2021146255954524
2022157273903411

♦メジャーでの年俸の推移

1年目の18年は54万5000ドル(約6100万円・メジャー最低年俸)

2年目の19年は65万ドル(約7200万円)

3年目の20年は70万ドル(約7800万円)

4年目の21年は300万ドル(約3億1500万円)

⤴ここまで1ドル109円で換算

5年目の22年は550万ドル(7億1500万円)

⤴1ドル130円で換算

やっと日ハム時代の年俸をこえましたが、この数字は登録MLB全選手の中ではどうなんでしょう?

大谷翔平選手の2022年の年俸は全体のどの位か?

と、いうことで、7億1500万円という大谷選手の年俸を他と比較してみました。
比較対象順位平均年俸1位は?
MLB全選手1157人中236位441万4184ドル(約5億5600万円)マックス・シャーザー
メッツ
4333万ドル
エンゼルス登録選手43人中9位トラウト3712万ドル(約48億2516万円)

 

大谷翔平の次の年俸契約はトップクラスに急上昇



大リーグ専門局「MLBネットワーク」の看板記者ジョン・ヘイマン氏が、球団売却の方針を表明したエンゼルスの今後と、注目される大谷の去就の見通しについて語った。

エンゼルスの新オーナーに関して、カルフォルニアというビッグマーケットのチームなのだから、勝つために大金を費やす気概のある人物になってほしい。

それにもかかわらず(トラウト、レンドンの)2人と合計年俸7000万ドル(約95億2000万円)の大型契約をしたため、それ以上の補強は難しくなった。

大谷の次の契約はおそらく年俸5000万ドル(約68億円)といったレベルになるだろう。ぜいたく税を払いたくないオーナーでは難しい

現在、メジャーリーガーのトップはメッツのマックス・シャーザーの4333万ドルですが、それを軽く抜いてしまうとしたら、メジャー最低年俸から6年目にして最高年俸に!

まさにアメリカンドリームですよね。

そして大谷選手6年目の年俸はやっぱり急上昇!

大谷投手は2022年10月1日(日本時間2日)、エンゼルスと年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約で2023年の契約に合意しました。

今季の年俸550万ドル(約7億9600万円)から+2450万ドル(約35億4400万円)の増額となり、メッツのジェイコブ・デグロム投手の960万ドル(約13億9000万円)を抜き、年俸調停の権利を持つ選手の史上最高アップとなった様です。

残念ながらメジャー最低年俸から6年目にして最高年俸とはなりませんでしたが、来季の総収入は何と72億円越え!

今回の契約とエンドースメント収入(スポンサー収入)を合わせて、5000万ドルになると見られ、この額は今年のMLBの高額収入選手リストで2位に位置するそうです。

今後FAを行使する?

大谷選手の移籍先については、まだ決まっていませんが、複数の球団が興味を示しているようなんですね。

2023年オフにFA(フリーエージェント)の資格を取得する大谷選手ですが、このままエンゼルスに残留する可能性もあるのでは?

また、ニューヨーク・メッツやサンフランシスコ・ジャイアンツなどの球団も移籍先候補として挙げられているんですが、大谷選手はお金よりも気候などの条件を優先するかもしれないと??。

何にせよ、いずれにせよ予測なので…。

おわりに

ここまで”大谷 翔平の年俸の推移2023(メジャー最低年俸から急上昇!)”というテーマで解説してきました。

アメリカに渡り大リーガーとなってますます存在感を増している大谷選手。

この先もさらなる進化を期待しています。

  • 本名:大谷翔平
  • 生年月日:1994年7月5日生
  • 出身地:岩手県奥州市
  • 身長:193cm
  • 体重:97kg
  • 血液型:B型
  • 経歴:花巻東高等学校
  • 投打:右投左打
  • ドラフト:2012年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズが指名
  • メジャー:2017年にポスティングを利用してエンゼルスに移籍
  • タイトル、表彰:2018年ア・リーグ新人王、2021年ア・リーグ最優秀選手(MVP)

 

 

 

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